アルミの特徴

アルミの特徴に大きな恩恵を受けている

私たちの生活はアルミなしでは成り立たないといっても過言ではありません。
アルミを使用した生活用品に至る所でお世話になっています。

サッシ、1円硬貨、ビールや清涼飲料水の缶、アルミ箔、鍋やフライパン、LED電球の口金のような小さなものから、建設資材、航空機や鉄道などの大きなものまで身近に存在しているのです。

用途が広がっている代表的な理由として挙げられるのは、真っ先にその軽さにあるでしょう。
元素でいうと13番目に軽いのがアルミですが、金属として単体で存在するのはアルミだけですから、いかに軽いのかということになります。

製品になって使用される時には、だいたい合金素材に加工されますが、それも軽い特徴には変わりはなく、加工によって、さらに強度や形状の変化にまでメリットが増えますから、ほとんど利便性においては最強クラスになるのではないでしょうか。

 

代表される、アルミの7つの特徴

代表される、アルミの7つの特徴を紹介していきます。

1つめは「軽い」ことです。比重は鉄や銅と比べると約1/3で、自動車、鉄道車両、航空機などの輸送分野で大活用しています。

2つめは「強い」ことです。合金で強さを補強し、建築物の構造材料などになっています。

3つめは「通電性」です。銅と比べると約2倍の電流を通す非磁性体となっており、エレクトロニクス分野で重宝されています。

4つめは「電熱性」です。鉄と比べると約3倍の熱伝導率で冷却速度にも優れますから、エンジンの部品や冷暖房装置などで高い需要があります。

5つめは「錆びにくい」ことです。酸化皮膜があることで錆びにくく、1円硬貨や飲料缶、調理器具、建築物の外壁、道路標識などに用途が広がっています。

6つめは「毒性がない」ことです。無臭・無害の特性から、医療機器、食品、医薬品の包装など、人体に関する分野にまで進出しています。

7つめは「リサイクルしやすい」ことです。再利用に回すことで、また新たな製品になることになります。